当研究室について

 関嶋研究室は、情報工学的な(主に計算機を用いる)手法を用いた創薬を目指しています。このような学問領域をケモインフォマティクスと言います。コンピュータを用いた創薬には蛋白質の立体構造を用いた手法(Structure Based Drug Discovery)や蛋白質に結合する化合物側に着目した方法(Ligand Based Drug Discovery)など様々な手法がありますが、このような研究を支える、大規模シミュレーション手法や機械学習・バーチャルリアリティなどの情報科学の手法を用いた研究を行っています。東京工業大学学術国際情報センターにはTSUBAME2.5という世界有数の計算環境がありますが、このような計算環境はケモインフォマティクスに関する研究を行う上で強みになっているほか、ケモインフォマティクスに係わるアプリケーションの高速化や、TSUBAME2.5を構成するCPUとGPUの負荷分散のようなHPC(High Performance Computing)の研究も進めています。また、学内、他大学、国の研究所、産業界との交流を通じて活発な研究室運営を行っています。 研究室には、東工大の情報工学科出身者の他に、有機合成の研究室や薬学部の出身者など幅広いバックグランドを持った学生が日々研究活動を行っています。
 2012年7月に本学関嶋准教授を中心とグループとアステラス製薬との間でTSUBAME2.5を用いたリーシュマニア症、シャーガス病、アフリカ睡眠病などの寄生原虫が原因となる疾病の治療薬の開発について共同研究契約を締結致しました。これらの疾病は、顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Disease, NTDs)と総称されるその名の通り、主に熱帯地方を中心にした疾病で、10億人以上(注)が罹患しています。NTDsの問題は、格差の問題であり、人権問題でもあります。私たちはスーパーコンピュータを用いて、このような社会問題に応えていくことを目指しています。
[東京工業大学とアステラス製薬との共同研究に関するプレスリリースについてはこちらをご覧ください。]
[共同研究に関する関嶋准教授のコメントはこちらをご覧ください。]
(注)NTDs全ての患者数であり、今回の共同研究の対象とする3つの疾病の患者数ではありません。今回の共同研究の対象である3つ疾病の患者数の総計は、大凡1000万人以上と言われています。

WHAT'S NEW

2016/5/9

日刊工業新聞の主張欄に「スマート創薬にかける」として寄稿を致しました。

2016/4/28

関嶋准教授が日経産業新聞に「スパコンと実験で創薬、体内の変化想定、開発短く」と次世代の先導者欄において取り上げられました(許諾番号 30048384)。

2016/4/15

スマート創薬研究ユニットについて科学新聞に掲載されました。

2016/4/1

博士課程1年の安尾信明君が日本学術振興会特別研究員(DC1)に採用をされました。

2016/4/1

関嶋准教授が科学技術創成研究院スマート創薬研究ユニットユニットリーダー・准教授に配置換となり、同時に情報理工学院情報工学系知能コースを担当いたします。執務室は昨年までと同じです。

2016/3/1

関嶋准教授が運営委員長を務めたIPABコンテスト:「コンピュータで薬のタネを創る」 の解説記事がJST 情報管理誌から発行されました(doi.org/10.1241/johokanri.58.900)。日本語での記事なりますので、コンテストにご興味がある皆様にご覧を頂ければと存じます。

2015/11/26

関嶋准教授が運営委員長を務めたIPABコンテスト:「コンピュータで薬のタネを創る」 の論文がScientific Reports誌からpublish(doi:10.1038/srep17209)されました。ご参加頂いたグループの皆様、後援頂いた学協会の皆様、協賛頂いた企業の皆様に厚く御礼申し上げます。

2015/11/14

東工大の博士課程の募集要項が出たそうです。6年制の医学部、薬学部、獣医学部から博士課程を受ける場合は受験資格審査が必要になりますので、関嶋研の受験希望の方で修士号をお持ちでない方がいらっしゃいましたら、大至急ご連絡ください。

2015/5/11

関嶋研教育研究支援員の吉野 龍ノ介さんが筆頭の論文 R. Yoshino, N. Yasuo, D. K. Inaoka, Y. Hagiwara, K. Ohno, M. Orita, M. Inoue, T. Shiba, S. Harada, T. Honma, B. E. Oluwadae, R. J. Rodrigues, M. C. Alberto, K. Kita, M. Sekijima, " Pharmacophore Modeling for Anti-Chagas Drug Design Using the Fragment Molecular Orbital Method "がPLoS ONEよりpublishされました(doi:10.1371/journal.pone.0125829)。

2015/4/16

関嶋研修士1年(現修士2年)の安尾信明さんが日本薬学会第135回年会に於いて優秀発表賞を受賞いたしました。安尾 信明, 吉野 龍ノ介, 萩原 陽介, 生田目 一寿, 大野 一樹, 折田 正弥, 関嶋 政和, ”Structure-based drug design による新たな抗トリパノソーマ薬候補の創出”。

2015/4/1

関嶋准教授が申請していた日本学術振興会 「平成27年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(課題番号:15H02776)」2015年度-2018年度が採択されました。

2015/3/23

熱帯病の新薬開発に向けたアステラス製薬と東工大の協業に関するアステラス製薬新美主管研究員と関嶋准教授のインタビュー記事が日刊工業新聞に掲載されました(記事の著作権は日刊工業新聞社に帰属する)。記事中で、スパコン創薬により通常の創薬に比べて作業期間が半分になる、など述べられています。

2015/3/20

修士1年の安尾信明さんが筆頭の論文"N. Yasuo and M. Sekijima "Application for evaluating and visualizing the sequence conservation of ligand-binding sites"が、IPSJ Transaction on Bioinformaticsに採録が決定されました。

2015/3/17

関嶋研修士1年の安尾信明さんが情報処理学会第77回全国大会に於いて学生奨励賞を受賞しました。安尾信明,関嶋政和「タンパク質立体構造中のリガンド結合候補部位における配列保存性評価手法の開発」。

2015/1/1

関嶋准教授を中心としたスパコン創薬による「顧みられない熱帯病」治療薬探索に関する記事が、日本経済新聞元旦二部A7に掲載をされました(許諾番号 30040785)。

2014/11/13

ACLSの千葉峻太朗特任助教が第55回日本熱帯医学会大会にてベストポスター賞を受賞しました。千葉峻太朗, 萩原陽介, 大野一樹, 本坊和也, 折田正弥, 関嶋政和,"Discovery of dengue virus protease inhibitors and their inhibition mechanism through docking simulation"。

2014/10/30

教育研究支援員の吉野龍之介さんがCBI学会2014年大会にてポスター賞(Excellent Poster)を受賞いたしました。Ryunosuke Yoshino, Nobuaki Yasuo, Yohsuke Hagiwara, Kazuki Ohno, Ichiji Namatame, Masaya Orita, Masakazu Sekijima, "Development of a novel anti trypanosoma drug"。

2014/10/4

関嶋政和准教授による研究が第3回生命医薬情報学連合大会(IIBMP2014)にて連合大会研究奨励賞を受賞いたしました。

2014/3/27

関嶋研修士2年の杉浦典和さんが情報処理学会第76回全国大会学生奨励賞を受賞しました。杉浦典和,石田貴士,秋山泰,関嶋政和.「ハッシュテーブル及びde Bruijn Graphの分割による、ゲノム解析の消費メモリ量の低減」。

2013/9/28

 インド工科大学マドラス校バイオテクノロジー学科と学術国際情報センターの共催で、2nd IIT Madras ? Tokyo Tech Joint Symposium on "Techniques and Applications of Bioinformatics"を開催致し、口頭発表15件、ポスター発表53件、参加者150名と大盛況のうちに終えることが出来ました。

2013/6/11

 someoneに関嶋研を取材した記事が掲載されました。

2013/4/1

 関嶋准教授が運営委員を務めるACLS(情報生命博士教育員)のweb siteがリニューアルされ、関嶋准教授のインタビューが掲載されました。

2013/3/21

 関嶋准教授らの研究グループとアステラス製薬による「顧みられない熱帯病」の抗デングウイルス薬の探索で共同研究開始のプレスリリースを行いました。

2013/1/1

 日経バイオテクONLINE 新春展望2013に寄稿致しました。

2012/10/25

 東大の河岡教授を中心としたグループ、北海道大学の伊藤准教授・五十嵐助教らとの共著論文が出版されました。

2012/8/28

 化学工業日報に「スパコンが切り開く未来の創薬」 2回目が掲載されました(紙面のみ)。

2012/8/27

 化学工業日報に「スパコンが切り開く未来の創薬」 1回目が掲載されました。

2012/7/31

 「顧みられない熱帯病」について日刊工業新聞に掲載されました。

2012/7/30

 関嶋准教授らの研究グループとアステラス製薬による「顧みられない熱帯病」の寄生原虫治療薬の探索に関する共同研究開始のプレスリリースを行いました。

2012/7/22

 関嶋准教授とアステラス製薬との共同研究が、日経新聞一面に掲載されました。

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